アジア街道各駅停車 チベット編/NO.1

あなたは 人目の訪問者です。

---チベット訪問記へようこそ---



1986の10月から11月にかけてチベットを旅行しました。
これは、その時の旅行記です。どうぞ、ゆっくりご覧ください。


標高5150Mのパン・ラ(峠)よりチョモランマ(エベレスト)を望む
もう少し歩くとチョモランマのベースキャンプがある。






敦煌(トンコウ)からチベットの首都ラサまでバスで3日間の旅だ。
出発はなぜか毎日朝の5時。北京時間では7時になるのだが、北京とラサのあいだには2時間の時差があるにもかかわらず、交通機関は全て北京時間を基準にしているため、このようなことになる。
朝の苦手な僕には恐ろしい事だ。真っ暗な中を出発して約1時間後、ようやく太陽が地平線から昇った。

初日はほとんど砂漠のなかを走り続けてゴルムドに到着。ゴルムドからはバス5台を連ねていよいよチベット高原に入る。
僕とひでぼん、トルファンからの列車でいっしょになった日本語の上手なアメリカ人のジェームス、そのほか数人の外国人は同じバスに乗ることになった。日が昇るとバスの中は温室のように暖かくなった。遮る雲一つない青い空に太陽が輝く。

つい、うつらうつらして目が覚めたらトイレ休憩だった。バスを降りてトイレへ行こうとすると、20−30メートル歩いただけで激しい息切れがした。どうやら5000メートルの峠に来たようだ。その日の午後はずっと頭痛に悩まされた。

その夜泊まったアムドの宿泊所では、いたるところで高山病に苦しむ人々のうめき声が聞こえてきた。どうやら、チベット人でも高山病になることがあるのか、あるいはチベット人に見えてそうではないのか、子供を連れた現地の人たちの間にも苦しそうにしている人たちもいる。僕も軽い頭痛と吐き気を感じバス代に含まれている晩飯を食べることができなかった。


5000メートルの高原に地平線が見える。山道というにはあまりにもなだらかな道をただひたすら走る。
ところどころにヤクがのんびり草を噛んでいる姿が見える。

3日目の夕方ようやく、はるかかなたにポタラ宮の姿が見えた。








NEXT


アジア街道各駅停車