アジア街道各駅停車 イラン編/NO.6

−−イランは美人であふれている−−

イランには美人が多い。黒いチャドルで全身を覆っているので、よけいそう感じるのかもしれない。
そして、時々強い風が吹いて、チャドルの下からジーンズと派手なセーターが見えたりすると、目眩がしたりする。見てはいけないものを見てしまったような、罪悪感と喜びの混じり合った妙な気分だ。

そう、イランはイスラム革命前は西アジアの中では、最も西洋化した国の一つだったのだ。
政府はアメリカを最大の敵と見なしているが、庶民はそのアメリカの文化にどっぷりと首まで浸かっている。その上に黒いチャドルだけをすっぽりと被せたようなものだ。黒いチャドルを着た女性がジーンズの裾をのぞかせて、ハンバーガーをかじりながらコカ・コーラを飲んでいる姿が象徴的だ。
実際、イランの人は実によくコーラを飲む。世界で一番コーラを飲む民族かもしれない。食事の時にはほとんどの人はコーラを飲んでいる。コーラがあまり好きでない僕はインドやパキスタンのチャイが恋しくなった。

商店街を歩くと、 ブティックのショーウィンドーには女性もののきれいな服がずらりと並んでいる。町を行く黒い姿の女性たちを見ていると、いったい誰がこの服を買うのだろうかと思ってしまう。チャドルの下で彼女たちは精一杯のおしゃれを楽しんでいるのだろうか?いったい何のために?女心とは不思議なものだ。

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